アーカイブ: 2010年8月30日

Date: 2010.08.30 | 投稿者: komatsu

今回は、8月22日(日曜日)に、石岡市と小美玉市で開催された、「かしてつ跡地バス専用道開通記念ウォーキング大会」の様子を報告します。

この「バス専用道」という言葉、あまりなじみがないものですが、

「かしてつ」という響きにピンと来る方にはおわかりでしょう。

実は、平成19年3月末に廃線となった「鹿島鉄道鉾田線」の線路跡地の一部を活用して整備したものなのです。

バス専用道としての整備区間は、石岡駅から四箇村(しかむら)駅までの5.1キロメートル。

ここを、地元の石岡市と小美玉市がそれぞれ「市道」として整備し、その上を、民間の路線バスが渋滞の影響を受けずに走ることで、鉄道並みの「定時性」が確保できるというものなのです。

こうしたバスの運行システムは、BRT(バス・ラピッド・トランジット=バス高速輸送システム)と呼ばれ、道路整備は自治体、バス運行は民間という「公設民営方式」のBRTとしては、何と全国初!だそうです。

ウォーキング大会は、「石岡一高下バス停」スタートの「石岡コース」と、「四箇村駅」スタートの「小美玉コース」の2コースで、各コースとも、ほぼ中間地点の「石岡運動公園」を目指し、約2.5kmを歩きました。

石岡コースは、8時40分、久保田石岡市長の号砲を合図にスタート。

スタートの合図をする久保田市長

8月下旬にも関わらず、この日も朝からうだるような暑さ(>_<)でしたが、参加者の皆さんは、受付で配られた「うちわ」を手に、バス専用道を歩き始めました。うちわには、バスの車体デザインと同じく、ひらがなの「か」の文字が書かれています。

帽子やタオル、そして「かしてつうちわ」を手に歩きます

出発後すぐに、国道6号の下を通過しました

バス専用道と一般道路との交差点は、路面が黄色に舗装されていました。

交差点付近

路面からの照り返しもあり、暑いことと言ったら、例えようもありません!

と思っていたら、こんな木立をながめられる場所もありました。

木立の奥には池も。歩きだからこそ見える景色です

ようやく、給水ポイントの「石岡南台駅」バス停に到着。ここは、石岡から1つ目の駅跡で、駅舎のほかホーム跨線橋もそのまま残されています。

ボランティアの皆さんから冷水のペットボトルをいただき、小休止です。

給水ポイントの「石岡南台駅」バス停付近

石岡南台駅のホーム跡

跨線橋をくぐって歩く参加者

さらに歩き続けると、再び交差点にさしかかりました。下の写真で、電柱の右横に銀色の細長い角柱があるのがわかりますか?

交差点の「遮断機?」が見えます

これは、一般車両がバス専用道路に誤って進入するのを防ぐために、通常時バス専用道路側に下ろしておく「遮断機」なんです。

鹿島鉄道の頃には、道路側に遮断機が下りていたのに比べると、逆ですね。

遮断機は、あくまでバス専用道路への進入防止用です

南台の住宅地を歩いていけば、ゴールの石岡運動公園はもうすぐ。

南台三丁目バス停付近

ようやく、ゴールの石岡運動公園(東田中駅バス停)に到着しました。

東田中駅付近に設けられたゴール

ゴール付近には、地元の幼稚園・保育園児が描いた「かしてつバス」の絵が飾ってありました。かわいい子ども達の願いを込めた絵を見ていると、思わず疲れも吹き飛ぶようでした。

石岡市内の幼稚園児・保育園児のみなさんの絵

このかしてつBRTは、本日(平成22年8月30日)から運行が開始されており、運行開始を記念して、ユニークな丸形の「記念乗車券」も発売されています。

(限定1,000セット、石岡営業所、鉾田営業所、通信販売にて販売中)

記念乗車券はデザインが3種類、セット販売もあります

なお、バスは、四箇村駅を境に専用道路から一般道路(国道355号)に出て走ることになりますが、開通後は、石岡駅から小川駅までの区間を平日112便(朝夕は10分間隔、日中は20分間隔)という、たいへん便利なダイヤで運行されます。

専用道(写真左)と国道355号(写真右側)の合流地点

さらに、一部のバスは茨城空港まで運行されます(1日12便)ので、空港へのアクセスとしてもご利用下さい。

ちなみに、BRTの供用開始後(8月30日~)は、一般車両やバイクの通行はもとより、自転車や徒歩による利用もできませんので、ご注意を!!。

バス運行に関するお問い合わせ先

 関鉄グリーンバス  http://www.kantetsu.co.jp/green-bus/